「最後心 (さいごしん)」の心構え――思うだけで効用がある、心のシフト術

最後心とは、

「今日が人生最後の日になる」という

意識だそうです。

この最後心を持って生きることで

人生はポジティブですばらしいものになる

ということを伝えたくて本書を出版したそうです。

 

人生本当に何があるかわかりません。

「今日を最後の日と考えることで

時間の大切さがわかる」

とあるのですが、正にその通りです。

誰だって人生は有限です。

私だって時々過去のことを恨んだり、

今日職場であったことに腹を立てたりします。

解決したことであってもです。

そんな時は意識的に

「こんなことしている時間はないのだ」

と言い聞かせています。

 

見開き2ページで

一つの言葉が紹介されています。

各章の冒頭に四コマ漫画が掲載されており

読みやすいです。

「迷いを一瞬で消せる」とありますが、

確かに 今日が人生最後の日、と思えば

一日の過ごし方が変わります。

そして、人生が変わるでしょう。

神・時間術

本書では、「時間」の使い方について、著者の経験だけではなく、脳科学的な分野からアプローチしており、様々なデータと共にわかりやすく書かれています。
例えば、

脳が集中できる時間単位は「15分」・「45分」・「90分」の3つがあり、作業内容に合わせて、休憩の入れ方を変えることで集中して仕事ができる。

起床してから2〜3時間は「脳のゴールデンタイム」と言われ、集中力を要する仕事に最も適している。

寝る前2時間はリラックスするよう心掛けると、朝スッキリと目覚められる。

などより効力が最大化する時間術が多数掲載されています。
著者自身もメルマガ、youtubeを毎日更新、年に3回本を刊行や月20冊以上の読書と書評、そして30日以上の休暇を楽しむー。彼が「神・時間術」を実践できているからこそ、1人では到底できそうもない仕事をこなすことができています。
「人生」は「時間」の連鎖です。
すなわち、この「神・時間術」を手に入れ、時間術を制することで、仕事で成功して、幸せな家庭を築くことができます。
だから、この「神・時間術」は人生の攻略本といっても過言ではないです。
もし昨日より今日、今日より明日結果にコミットするような向上心を持った人は絶対に買うべきだと思います。
自分にとってもたくさんの「気づき」を得ることができて、買って良かったです。

教養としての社会保障

著者である香取氏は厚生労働省で以前勤務しており、社会保障の仕事に長年携わってきました。香取氏は日本国民が社会保障について理解していないことに歯痒さを覚え、この本を書く経緯となりました。

この本は300ページにも及ぶボリュームで非常に読み応えのある内容です!

また、本書は三部構成となっており、第Ⅰ部は社会保障の基礎について、第Ⅱ部はマクロ視点(一国の経済視点から見る事)からの日本の社会保障の有様について、第Ⅲ部は日本再生のための社会保障の役割について書かれてあります。

日本が現在GDPの2割を占める社会保障においてどの立ち位置にいるか、様々なデータや海外の施策を基にわかりやすく記述されており、初心者の僕でも理解することができました。

多岐に渡る内容の中で僕が思う、著者が最も訴えたい部分がありました。

それは第Ⅲ部の第9章の「企業の子育て支援協力は必須」という部分です。

ここでは著者が社会保障大国フランスを例にとって、経済界は間違いなく有益者となりうるから率先して子育てを支援するべきと書いています。

そして、最後に「世の中に保育所がなくなったらどうなります?あなたの奥さんは?あなたの子どもは?そしてはあなたの会社はどうなりますか?」と強い問いかけを示しています。ここまでの強い問いかけはこの部分だけで、ほかの部分では見られませんでした。

著者は当時、迫る少子高齢化問題に対して抑止しようと努力していたが、企業が協力的ではなかった事に非常に歯痒い思いをしていたんだなと思いました。そして今の結果に嘆いているのでしょう。

また同じ章では著者が考える改革について書いてあり、至ってシンプルな答えなのですが、論理的にかつ簡潔に記されており、感銘を受けました。

正直、社会保障について何も知らない人は読んでいてつらい部分があると思いますが、もし理解出来たら、新聞やニュースで社会保障について取り上げられた時、「ミクロ」だけでなく「マクロ」の視点から物事を考えることができるようになると思います。そして、多くの人が「合理的無知」という選択肢を取っている中、この本から社会保障について様々なことを学び、多角的な視点を持って事象を捉えるようになってはいかがでしょうか。

死ぬときにはじめて気づく人生で大切なこと33

著者である大津秀一さんは終末期がんの患者さん2千人に寄り添ったお医者様と言う事です。

全205ページで活字も大きく33の項目で構成され、難しい用語なども一切ないので、とても読みやすかったです。

33の項目ですが大きく分けて
・社会編 13項目
・思考編 12項目
・人間関係編 8項目
この3つに分類されています。

「何も残さなくていい」「SNSの呪縛から逃れる」

「メディアと距離を置く」「別れの悲しみをふりきる」

「お金だけを求めない」「家にしがみつかない」

「比較をやめる」「死の恐怖を消す」

「子供を遠くから眺める」「嫌われることを恐れない」

など最初に目次を見ただけで自分の気になる事柄がたくさんありました。

実際、死を間近にした33人の本当の声や気持ちが書かれているので
時に切なく時に悲しみを感じながら読み進めて行きました。

33人の方々は年齢も性別も様々、家庭環境や職業、家族構成も色々で
もし自分がこの方の立場だったらどう思うだろう、そしてどう行動するだろうと考えてしまいました。

死を目前にした方達の最後が描かれていますが、想像していたよりは淡々と描かれています。

全編を通して感じた事は、死が間近になった時、日々縛られていた日常の執着を捨て
解き放された穏やかな気持ちで生活する事、生きて行く上でのアドバイスを頂きました。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

お金に関する本にハマっていた時期がありました。

そのとき、参考図書として紹介されていた本に「金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学」がありました。

 

主人公が、自分の父である貧乏父さんと、友人である金持ち父さんとのやり取りをしながら成長していくストーリー展開となっています。

ちなみに私が読んだ印象では、貧乏と言っても、普通に生活しているお父さんのようです。ただ、思考や発想が金持ち父さんと比べて貧乏だということです。

私たちは、お金について、お金をつくる方法について学ぶ機会がありません。

お金の話は、暗黙のルール的に、話してはいけないもののように扱われている印象さえあります。

本書で金持ち父さんによる6つの教えがあります

  1. 金持ちはお金のためには働かない
  2. お金の流れの読み方を学ぶ
  3. 自分のビジネスを持つ
  4. 会社を作って節税する
  5. 金持ちはお金を作り出す
  6. お金のためではなく学ぶために働く
この教えを柱に、金持ち父さんが、お金について主人公に指導していきます。
本書を読んで、自分に置き換えて思ったのが、
「お金を稼ぐため、支払いをするために仕事をしていて、全然資産をつくることをしていない」ということでした。
本当に大切なことは、
資産をつくり、その資産にお金を稼がせることです。
本書では、資産形成のために「投資」が必要と言っています。
「投資~!!」と聞くと、嫌がる傾向にある方も多いかと思います。投資の内容は、斜め読みしたり、自分なりの資産形成に置き換えたりしたいいと思います。
「投資が嫌いだから読まない」と言ってしまうのは本当にもったいない1冊だと思います。

世界のエリートは10冊しか本を読まない

本書のテーマを一言でいうと、「本をどう使うか」です。

私もそうですが、本の冊数ばかりどんどん増やすこと、本を読むことが目的となってしまい、自分の血肉として生かせていませんでした。「1週間、1か月、1年で〇冊読んだ」からと言って、それを自分の生活の中で生かさなければ、本を読む意味がありません。ビジネスの世界では、結果を出すことが求められるからです。ただ読んでいるのであれば、それは小説・文学作品を読んでいるのと一緒になってしまいます。

本書では、「本を読み、ビジネスという実践なのかでどうそれを生かすのか」を教えてくれます。

本書で挙げる「10冊読書術」とは、

自分の課題に直結する本を10冊だけ選び、その10冊をデスクの上に置き、その都度、参照するというものです。

1ページ、1行だけであっても、それを実践につなげ、結果を出せれば、その読書は成功というそうです。知識を増やすための読書ではなく、問題解決の処方箋として本を使用します。

正直、ここ2~3年でたくさんの本を読んできました。中には、「あ~同じこと言ってるな」といった本もありました。つまり、本の選び方がへたくそで、かつ、過去に読んだ本を生かせていなかったのです。

本書にもありますが、

行動する以外に、成果を上げる近道はない というこです。

情報だけ頭に入れ、できるつもりになっている頭でっかち状態です。

結果を出せるのは、実践した人だけ

「何冊読むか」にこだわりすぎている

課題解決に役立てるために読む

この言葉を今後の勉強に活かしたいと思います。

ちなみにどうやって10冊の本を選ぶかというと、

  • 自分が直面する課題を解決するための本
  • 自分が実践してみたいと思っている本
  • 将来の自分に有益だと思える本
だそうです。
そして、定期的に本棚・机の上の本をチェックして、自分に必要なものを交換・入れ替えしていくそうです。
本を読むことの大切さを伝える本はたくさんありますが、こうした内容の本は今までなかったので、とても新鮮で、ためになる本でした。

考えすぎて動けない人のための「すぐやる 」技術

朝早く起きねばと思いつつ二度寝をしてしまったり、

やらなければならない課題をぎりぎりまで先送りしてしまったり、

ということは多々あります。

分かってはいるけどなぜか動けない。

そんなことが結構あります。

そんなとき本書、

『考えすぎて動けない人のための「すぐやる」技術』

は有効な1冊です。

「見る前に飛ぶ人になれるための心と体のストレッチ集」

と前書きで書かれている通り

一問一答形式ですぐ動くための簡単な方法を提案してくれます。

 

「例えば自分から声をかけられない」という人は小さな

「毎日知らない10人に挨拶をする」ことを始めるとよいといいます。

そうすれば自然と声をかけることへのハードルが下がって

声をかけられるようになるからです。

本書ではこのように目的達成のためのプロセスが、

ウォーミングアップから始まっていて行動に移しやすいのが特徴です。

 

そして、本書のもう一つの特徴としては、

「えいや」で飛ぶばかりではなく事前準備の重要性を説いているところです。
泳げない人が崖から海に飛び込めないのはむしろ正常な判断で、

その場合海に飛び込むためには泳げるようになることが重要です。

営業の電話をかけることが億劫だという人は、

何か掴みのネタを考えてから電話をかけるようにすれば、

うまくいく可能性があがって動き出しやすくなるだろうと著者は言います。

 

他にも、人と出会ってもそのあとがつながらないという人は

人脈形成における3つの不足によることが多いそうです。

それは、

会う前の準備不足

会っているときの傾聴不足

会った後のフォロー不足

しっかり準備して、会って話を聞き、そのうえでお礼を送ったならば、

関係が途切れるようなことはまずないでしょう。

 

他にも

「夢を情熱的かつ謙虚に語る」

「大物に好かれるルール」

「初回訪問はヒントを得るだけでよい」

などのフレーズは勉強になりました。

本書では、なるほど確かにと思える内容がたくさんあるので、

読めばほぼ100%行動に移すべきポイントが見えてくるでしょう。

 

ビジネス書を読んでも行動できなくてーという人にオススメです。

ファストアイデア25 「 発想スイッチ 」 で脳を切りかえる

著者の秋山具義氏はさすがはアートディレクターと言うべきか

アイデアが面白い。

本書では

「雷のようにたまたま落ちてくるアイデアを待つのでなく、

太陽の光のように常にアイデアが降り注ぐ状態を作り出すこと」

を書いたと著者はいう。

また本書は発想の出し方についての本だが、体系だった理論に終始せず

アイデアを出す方法そのものがクリエイティブである点も魅力である。

例えば私が面白いと思ったのは、右脳と左脳を使い分けるためのノート

「右脳ト」「左脳ト」だ。

右脳トは、方眼用紙のように縦横の線が入っているが

所々に四角の白いエリアがあるちょっと変わった構成になっていて

発想が出やすいように作られている。

これを使えば求める発想がでやすくなるという寸法だ。

また、「本書で紹介される方法を用いて著者が実際に作ったアイデアの原型」が

本書中で図示されているが、これが唸らされる。

冒頭の話に戻ると、本書の著者は発想が豊かなので

最後まで飽きずに興味深く読めるし、

他にどんな発想持ってるのか気になるから他の著作も読みたくなる。

アイデアを出す仕事をしている人や

アイデアを出してみたいと考える人にぜひ読んでもらいたい1冊です。